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情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験

企業における活用

2018年1月26日掲載

太平洋工業株式会社インタビュー

製造業においても多くのメリットを生む
「ITパスポート試験」と「情報セキュリティマネジメント試験」

竹下様・縄田様・桑原様 太平洋工業株式会社
管理企画センター 経営企画部
(中央)部長 竹下 功様
(左)システムグループ 課長 縄田 悦子様
(右)システムグループ 主担当員 桑原 昌徳様
製造業でありながらも、情報処理技術者試験を推奨

─太平洋工業株式会社とは?

竹下:
当社は、岐阜県大垣市に本社を置く自動車部品メーカーで、東証・名証第1部に上場しております。
1930年にバルブコアの国産化を目指し創業して以来、タイヤバルブの専門メーカーとして成長し、1946年にはプレス事業を開始するとともに、樹脂成形・金型事業・空調用制御機器・電子機器事業を加え、また、TPMS(タイヤ空気圧監視システム)送信機を初めて国産化するなど事業の拡充に取り組んでまいりました。さらに、市場のグローバル化を見据え、国内工場の拡充とともに、台湾・韓国・米国・タイ・中国・ベルギーの6カ国に生産・販売拠点(子会社)を展開しております。

─情報処理技術者試験への取組みは?

縄田:
当社は製造業ではありますが、情報処理技術者試験をIT知識の習得の機会として活用し、積極的に推奨しています。経営企画部システムグループと人事部が連携しながら、全社員に対し「ITパスポート試験」の受験を促す活動を継続的に行っています。
さらに最近は、セキュリティ関連の外部環境リスクが増大しており、「情報セキュリティマネジメント試験」も推奨しています。

竹下:
今では社内パソコン利用者の約半数が「ITパスポート試験」に合格。2016年からはじまった「情報セキュリティマネジメント試験」も既に25名程の合格者がおり、活動・取組みの成果です。
役員や所属上司からの後押し・声掛けをしてもらっていることも受験挑戦者の士気に繋がっているようです。

桑原:
現在では、コンピュータは、事務処理部門だけではなく、設計や製造部門でも使用することが当たり前の時代です。社員は、ITや情報セキュリティに関する知識をある程度持っていないと困ることも多々あります。また、情報セキュリティの確保については、システムでの対策も重要ですが、社員一人ひとりがITや情報セキュリティの知識をもち、正しく使用することが重要です。そのため、製造業においても必要不可欠な試験だと思います。

─情報処理技術者試験の推進により期待することは?

縄田:
情報処理技術者試験に合格することがゴールではありません。そこで得た知識を利用して、社員が自ら考え、業務改善、業務効率や生産性の向上に活かしていくことを期待しています。その基礎知識を身につけるためにも「ITパスポート試験」や「情報セキュリティマネジメント試験」はとても役立ちますし、最終的には会社全体の底上げにもつながっていくでしょう。そのため、「ITパスポート試験」を必要不可欠な試験と位置付け、さらに全部署に「情報セキュリティマネジメント試験」の合格者がいるような体制にしていくことが当面の目標です。多くの社員が受験して、それぞれの同僚、部下へと浸透させていければと考えています。


最後の砦は「人」だからこそ、情報処理技術者試験は人材育成の一環として極めて有効

─活用を検討されている企業へのメッセージは?

竹下:
当然のことながら、社員はそれぞれ職場の機能に応じた担当業務をもっており、各社員にITに関する全てのことを教育するのは難しいのが現実です。その一方で、例えば標的型攻撃メールといったサイバー攻撃は近年大きな脅威となっており、ITリスクを最小化していくことが企業の社会的責任としてますます求められています。製造業とITはあまり関係ないと思われるかもしれませんが、製造工程においてもITが重要な役割を果たしています。ITのトラブルが原因で生産に影響を及ぼすことは防がなければなりません。ITや情報セキュリティの基礎知識がなければ、それを未然に防ぐことはできない時代になってきています。人材育成の一環として「ITパスポート試験」や「情報セキュリティマネジメント試験」を上手に活用すれば、勉強を通してITや情報セキュリティ関連の基礎知識を習得できますし、結果として、企業の信頼性向上や情報管理体制の強化にも結びついていくので、製造業にとっても極めて有効な試験だと言えるのではないでしょうか。

桑原:
製造業界では、ITや情報セキュリティ関連の知識を学べるチャンスはなかなかありません。合格しなくても、試験へ向けて取り組むことでITや情報セキュリティに関する理解を深められますし、得た知識を新たな可能性へと発展させていけるため、製造業においても多くのメリットを生むと思います。

縄田:
どんなにシステムやセキュリティを強固にしても、最後は「人」です。例えば、IT関連のルールがあったとして、基礎知識がある人とない人では、価値と意味、継続性という点では全く違ってきます。「なぜ、このようなルールがあるのか」ということを自ら考えられる人材が多くいた方が、継続的にルールは守られやすくなります。ITや情報セキュリティに触れるきっかけとして、社員の方々の自己研鑚として、「ITパスポート試験」や「情報セキュリティマネジメント試験」を活用されてはいかがでしょうか。

※ 掲載内容は2017年12月取材時のものです。