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情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験

高校等における活用

2017年10月17日掲載

茨城県立産業技術短期大学校 インタビュー

「情報処理技術者試験」は、IT技術者の道標

茨城県立産業技術短期大学校 落合先生 茨城県立産業技術短期大学校
落合 昇 様 教務課主任

 茨城県立産業技術短期大学校は平成17年に開学し、多くの学生を県内IT企業へプログラマとして送り出している学校。開学以来、就職率100%。
 落合さんは情報処理科で、学生指導全般、また、主にデータベースの教育を担当している先生。日頃から学生に情報処理を指導している落合さんに、情報処理技術者試験のメリットなどについてお話を伺いました。

情報処理技術者試験は、ITの専門力の評価軸です。

 短大校発足時に、どのような知識・どのような技術を持った人材が必要とされているか、調査を行いました。その中で、IT技術者を育成するために、「基本情報技術者試験(FE)」の重要性、必要性を確認していましたので、カリキュラムとしてFE合格を目指して導入しました。
 本校はIT技術者を育成しておりますが、IT技術者になるためにはITの知識・技術といった専門力と、コミュニケーションなどの社会人力とでもいうべき力が車の両輪のように必要だと考えています。その中で、IT技術者の専門力を育成・評価するために最も適しているのが情報処理技術者試験だと考えています。現在、システム開発に関係する企業においても、専門力の評価軸として情報処理技術者試験は根幹に据えられていると考えています。また、客観的にこれだけの知識がありますよ、と自分の能力評価をしてもらえるという意味で非常に重要であると考えています。学生に対してはそれらの点を指導しています。

情報処理技術者試験の合格は、企業から確実にプラス評価です。

 学生からすれば、情報処理技術者試験を学んでいること、合格していることで、仕事への適性などで確実にプラス評価されます。加えて、本校としてはカリキュラムでFEの合格を推進していますから、企業側からすれば、指導されたことをしっかり身に付けている、ということで人間性の評価にもつながります。おかげさまで、平成17年度の開校以来、正社員就職率100%を継続できていることが、本校、及び学生に対する評価そのものであると認識しております。
 システム開発に携わるIT技術者として働くという観点では、企業が仕事を受託していく上で、FEは必須であると考えています。高校を卒業した学生に対して行う指導として、FEはレベルとしても学習範囲としても非常に秀逸で、実務に向けて学んでいくのに理解しておいてほしい内容として、とても優れていると考えています。

FEの午前試験免除制度の導入をお勧めします。

 FEには、午前試験免除制度があります。IPAから認定を受けた講座を学内で開催し、修了試験に合格すれば、FEの午前試験が免除になる制度です。本校では、入学して3か月をかけて、学生は講座を受講し、7月、8月の修了試験を受験するというスケジュールです。学生もFE合格を目指して日々、努力しているため、おかげさまで受験するほとんどの学生が合格させていただいております。
 FEは、範囲が非常に広いので、どこから手を付けて良いかわからないという学生もいます。その中で、午前免除制度があることによって、目標設定が明確になるので、勉強しやすくなるという利点が挙げられます。修了試験に合格した学生は、夏から秋にかけて午後試験に特化して学べるので、非常に有意義な制度だと考えています。

ITはますます必要とされ、利用されていくもの。

 これからの情報化社会においてITはますます必要とされ、利用されていくものだと思います。例えば車もギアはオートマが主流になったり、ナビも当たり前になったり、車屋さんがITを利用しているという状態から、車に特化したIT屋さん、など情報を扱う仕事の重要性がどんどん増していくと思います。その中で新しい技術も取り入れつつ、客観的にその能力を判断できる情報処理技術者試験は、社会の中で重要な役割を担っていると思います。
 情報処理技術者試験の役割はより一層多岐にわたり、重要になっていくと思っているので、これからのIT技術者の道標として頑張ってほしいと思います。